奨学金は給付存続の方向で ~文教厚生委員会~
2004年12月20日
勉学の意欲はあっても経済的な理由で就学が困難な子どもたちを支援するため、昭和38年にできた奨学金貸付制度。49年には給付制度になりました。それを、貸付に戻そうという条例改正案が浮上!
当局は、受給額をアップする、対象者も拡げられるとメリットをあげますが、一番の理由は財政難です。
文教厚生常任委員会では、「たくさんもらえても借金は借金」「進学をあきらめる子どもたちが出てしまう。何とか給付制度を残せないか」と意見が続々。貸付だと管理、回収の事務量も増えます。審議の結果、「生活保護・準要保護世帯等に対する新たな給付制度を3月議会に提案すること」を条件に、全会一致で条例は可決しました。
■子ども施策推進のための請願は、傍聴席の赤ちゃん連れ、幼児、小学生の保護者らが見守る中、全会一致で採択されました。
終了後は学校選択制&二学期制についての協議へ。全員協議会も予定されています。ことの性格上、政治的な立場を離れて子どもたちのためのみ議論されることを望みたい――できるのでしょうか?