寺本さなえの一般質問 ②学校がパンクする!
2006年12月13日
2.教室不足の問題
急増するマンションや35人学級の実施などによって、19年度は第一、宝塚、売布、仁川小の4校、20年度以降も美座、末成、丸橋、安倉北、山手台小の5校で教室不足が予測されています。それぞれ仮設教室を建てる、特別教室を転用する、増築するといった対応が検討されていますが、教育環境の悪化は避けられず、市にとっても相当な財政負担に。児童数がこれ以上増加しないよう早急な対策が求められます。
学校のキャパシティを理由に、東京都江東区に続いて西宮市が開発を抑制する対策をとって注目されています。
うちは「結局は事業者の理解次第で、効果は不明」「別のものが建って住環境が悪化するおそれも」と消極的ですが、西宮市が受け入れ困難地域と定めたところでは開発が事実上ストップしています。
「財政難で学校を建てる余裕などなく“背水の陣”で臨んだ」と教育委員会の担当者。
「これ以上運動場を狭めないで」という保護者側の強い要望で、多目的室や視聴覚室等を普通教室に転用することにした宝塚小学校。運動場か図書かの選択を突きつけられたに近い状況です。少人数授業や特別支援教育に必要な教室が確保できないハンディは大きく、「教育環境がよいと聞いてたのに」と嘆く保護者も少なくありません。
わたしは、校区内での開発を一定期間抑制する、新しく建つマンション等の校区を別指定する、スクールバスを走らせてでも調整するくらい、本気で教育環境を守って! と要望しました。地区計画とか開発まちづくり条例とか、何いってるの・・・(-゛-;) 都市計画部門ももっと真剣に考えてくれないと。
どの子も近くの学校に通えるのがいちばんです。「条件」をつけるのは排他的な考えからではなく、事業者や入居者への「黄色信号」と考えていただきたい。隣接校もパンパンなのに校区の弾力的運用とか学校選択制とか提案される議員は「?×?」です。 ★8日の報告分です。 *サンビオラ前もきれい!