育成会室と運動場のツライ関係
2023年04月08日
先日の投稿を見てくれた元PTA役員から「あの育成会室には賛否両論あるのよ」と聞かされてびっくり。立派なものを建てられて運動場が狭くなったというのです。
そんな誤解があったとは。まぁ無理もないか、20年以上も前のことだから。
息子が入学した宝塚小学校では、地域児童育成会は空き教室で開かれていました。ところが小1の途中に、「児童数が増えて空き教室がなくなる。春から運動場に建てるプレハブに移ってもらう」と告げられたのです。育成会の保護者たちも、運動場が狭くなるのは困る、遊具をどかして運動場の端に建てられないか、校舎の裏はどうかと提案しましたが、諸条件から現地に決められてしまいました。
当初の案は、プレハブ2階建て。敷地面積は半分程度ですみますが、問題がありました。子どもの遊びが分断され、支援員の役割も変わってしまう。車いすの子どもは2階に上がれない(障碍児は6年生まで通うのに!)。
そして、私が最も心配したのが、建物が職員室からの視界を完全に遮ってしまうことでした。宇治の小学校で校庭にいた児童が侵入者に殺されてしまう事件が起きた直後で、育成会以外の保護者も2階建てに反対されたのです。
そんなこんなで今の場所に平屋が建つことになりました。つまり、プレハブでなく、ログ風に工法が変わっただけ。車いすの子どもが自力で移動できるようスロープを緩めに(広く)取ってはいます。
「平成27年をピークに児童数は減少に転じる」という教育委員会の推計は(私が指摘していたとおり)外れて、児童1人当たりの面積がますます狭い運動会になっています。