一般質問 ☆10日(水)16時から登壇します

12月10日(水)~15日(月)の4日間、正副議長を除く25人中23人の議員が一般質問を行います。
寺本さなえは初日6人目、16時から。以下3項目・60分間で通告しました。

【質問事項1】 PFAS問題に関する対応方針について
 (1) PFAS問題に関する市の対応方針について
 (2) 市民の健康影響調査の必要性について
 (3) 市民への情報公開と説明体制について
 (4) 予防的対応の検討について
 (5) 国・県への働きかけについて

【質問事項2】 人工芝をめぐる環境問題とPFAS汚染について
 (1) 人工芝施設におけるマイクロプラスチック流出抑制対策は十分か
 (2) 人工芝と充填剤によるPFAS汚染に対する認識
 (3) 耐用年数を迎える人工芝の張り替え改修計画について


【質問事項3】犯罪被害者支援施策の今後について
 (1) 本市の犯罪被害者支援事業の現状と課題について
 (2) 犯罪被害者等の生活再建や再犯防止について

PFAS問題は県民市民の大きな関心事。人工芝問題と犯罪被害者支援は、これまでも私が取り上げてきたテーマで、いずれも「今」質問する理由があります。
ご都合のつく方は傍聴にお越しください。インターネットでもご視聴いただけます。
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/gikai/

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犯罪被害は誰にでも起こり得る

午後は、中央公民館ホールで開かれた「犯罪被害者支援啓発講演会」へ。
最初に、民間被害者支援団体の支援について、公益社団法人ひょうご被害者支援センター事務局長の遠藤えりなさんが登壇。被害に遭った人に、二次被害を与えない・特別な目で見ない・相談できる場があることを伝えること。みんなで支え合う社会をめざそうというお話でした。

続く講演は、犯罪被害者支援と弁護士の役割について。兵庫県弁護士会犯罪被害者支援委員会委員長の三宅勇気さんが、被害直後の対応や相談窓口の活用、法的支援の流れについてわかりやすく説明され、犯罪被害が特別な人に起こるのではなく、誰にでも起こり得る身近な問題であると強調。「被害者が孤立しないために、制度を知っておくことが大切です」と結ばれました。

講師が評価された宝塚市犯罪被害者等支援条例は、2004年に他市に先駆けて制定後、2019年の全面改正で支援金のほかに家事援助、一時保育、家賃助成、カウンセリング費用助成等、生活再建を支える制度を拡充しました。
兵庫県の犯罪被害者等支援条例は2023年5月1日施行。3年ごとの見直しがそろそろです。

閉会後、お二人に「啓発用自販機が本市には一台も設置されていない事情」と「刑事裁判で被告人の主張によって著しく傷つけられた被害者(死者を含む)の名誉回復」について質問しました。
2020年のボーガン殺傷事件の舞台となった市の議員として、先日の公判でひっかかった点です。

#犯罪被害者週間 #犯罪被害者月間

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「子どもの最善の利益」から考える部活動改革

プレラにしのみやで開かれた第137回近畿市民派議員交流・学習会に参加しました。第一部のテーマは「部活動の地域展開」。講師の藤岡謙一・西宮市教育長は、文部科学省でまさにこのプロジェクトを担当してきた方です。

日本の部活動は、戦後の学校教育の中で「大人の都合」によって拡大・変容してきた歴史があると聞いてびっくり!  教育の一環として始まった活動が、いつしか教員の長時間労働を招き、子どもたちにとっても過度な負担となっている現状があるとか。スポーツ庁のガイドラインでは休養日の設定や練習時間の制限が求められていますが、現場では十分に徹底されていない例も少なくないようです。

西宮市では2026年(令和8年)9月までに学校部活動を終了し、地域クラブ活動へ完全移行する方針を掲げています。教員の働き方改革だけでなく、すべての子どもたちが安心して多様な活動に参加できる環境を整えるためのもので、「子どもの最善の利益を考えることが第一」と藤岡教育長は強調。地域移行は単なる制度変更ではなく、教育の理念を問い直す契機であるとも語られました。

国(スポーツ庁・文化庁)が示すスケジュールは、
■2023~2025年(令和5年度~7年度):改革推進期間
 休日の部活動を地域クラブへ段階的に移行し、各地域で準備やモデル事例づくりを進める。
■2026~2031年(令和8年度~13年度):改革実行期間
 前期で原則すべての学校で休日の部活動を地域で行うことをめざし、後期では中間評価を踏まえて、平日の地域展開も推進する。

参加者からは「地域で担える体制づくりが課題」「子どもが選択できる幅をどう広げるか」「移動が困難」といった意見や質問が相次ぎました。

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引っ越しました! 23年分の記録と今後の発信に向けて

当サイトは、寺本さなえを市議にという運動の中、ウェブ制作者である友人の勧めで2002年10月に開設しました。2003年統一地方選の半年前のことです。無名の女性が選挙に出るまでの思いや、支えてくれた「先輩お母様方」(そう呼んでいました)の奮闘を記録しておけば、誰かの参考になるかもしれない。ママ友たちは「お父さんが帰って来ないとパソコンを立ち上げられない」という時代でしたが、集票につながらなくても、発信することに意義を感じてチャレンジしました。
宝塚市議会議員では初のWEBサイトだったと記憶しています。

ところがこの8月、「サーバー閉鎖」のお知らせが。長らく借りていた家の大家さんが隠居するので退去してください、という感じです。

サイトの移設には何十万円もかかると聞いて、ショック! 新サーバーでのシステム構築に、過去記事3700本超の移行は技術的にも量的にも大仕事。 WEB制作会社からは新設のみの選択肢も示されましたが、23年分の仕事の記録を“無し”にはできず、任期中の活動として移設に踏み切りました。

SNSや動画が主流の今日でも、相談者や研究者が訪れるのは公式サイト。 コンテンツを整理し更新、「さなえ応援団」も連れていきます。
このたび作業が完了し、本日から“新居で”運用を再開します。

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香害パネル展 Part4は光明小で

不安虫(ふぁんちゅう)さんの参加型パネル展「香害ってなあに?」の第4弾が始まります。
7月の総合福祉センターに始まって、8月は教育総合センター、9月は中央図書館、10月はお休みして、11月・12月は光明小学校が会場です。

ひとつの市で半年近くものロング開催は例がないとか。パネル撤収時に沸き起こる当事者のみなさんの「一人でも多くの人に見てもらいたい」気持ちが原動力で、計画していたわけじゃありません。

香害で悩む人や学校に行けなくなっている子どもと親の苦しみを、パネルを見て、理解してくださる方が増えればうれしい。そして、ご家庭の柔軟剤や洗剤が香料や抗菌剤入りだったら「ぜひ」見直していただけますよう――。

光明小の福本校長が積極的に関わってくださって心強い限りです。教員出身の北野議員も展示を手伝ってくれました。

【日時】11月8日(土)~12月19日(金) 
【会場】宝塚市立光明小学校(光明町8-40) 

 主催:宝塚の子どもたちによい空気を natsunatsu0628@yahoo.co.jp
 共催:過敏症・香害を正しく知る委員会
 後援:宝塚市・宝塚市教育委員会
 協力:香害をなくす議員の会・宝塚

#香害は公害 #香害をなくす議員の会

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被害者支援と裁判記録廃棄問題

5日遅れで帰国した11月1日、朝9時に帰宅。荷ほどきもそこそこに食事と着替えを済ませ、県立のじぎく会館で開催された「犯罪被害者支援シンポジウム」(主催:公益社団法人ひょうご被害者支援センター)へ向かいました。
テーマは「被害者支援の足跡と裁判記録の廃棄」。支援制度の黎明期から現在までの歩みを振り返り、課題と展望を考える内容でした。

第1部では、理事長の井関勇司弁護士と、1997年の神戸連続児童殺傷事件で息子さんを亡くされた土師守さんが登壇。井関氏は「孤立した遺族」から始まった支援の歴史を、土師氏は「記録を残すこと」「語り継ぐ責任」を静かに、力強く語られました。

第2部は、神戸新聞社の霍見真一郎デスクの講演と鼎談。「少年A」全事件記録が廃棄された事案をもとに、記録の保存と公開、被害者の知る権利、社会の記憶としての意義が議論されました。
「記録は、被害者の尊厳を守る盾であり、社会の責任を問う鏡」
「記録は、未来への証言。失えば社会の記憶を失うことになる」

私が会派の仲間と犯罪被害者支援条例を議員提案したのは1期目の2004年。また、当選直後の議会質問が性同一性障害で、その子どもたちを取り上げた霍見記者の記事に感銘を受けてお電話したのは20年前です。
裁判記録廃棄事件は霍見記者の渾身のスクープですから、何が何でも今日ここに来たかった。ペンの力が事件記録の保存のあり方を見直す契機ともなりました。

妥協も忖度もしない地方紙の正義感と使命感。日本のジャーナリズムはまだ健在だと確信でき、晴れ晴れとした気持ちになりました。

#犯罪被害者週間 #犯罪被害者月間

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図書館のキッズスペース

【エドモンズ11日目】 Friday,October24,2025 

雨の日は紅葉が映える。
外出は図書館のお供のみ。いつから自宅のプリンターが壊れているのか知らないが、母はここのワークスペースの常連らしい。

フロアの一角にティーンズ専用のブースやキッズスペースもある。
勇気を出して、写真を撮らせてもらえないかとお願いしてみたら、あっさりOKしてくれた。「Dozo♪」って、笑顔も添えて。

*写真1:図書館スタッフの手づくりハロウィン飾りもびしょ濡れ
 同2:映像とユニークなオブジェで遊べるキッズスペース

#旅メモ #エドモンズ #edmonds #シアトル #seattle

 

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パブリックアート  その2

【エドモンズ8日目】 Wednesday, Oct 22, 2025

街のあちこちに仕掛けられた?彫刻やモニュメントを見てまわるのが滞在中のビジターの楽しみのひとつ。パンフレットに載ってる26のアート作品を着々制覇中。前から見ていて「なんだ、これもそうやったん!」という象徴的な作品もあるが、簡単なMAPを頼りに切手より小さく収められた作品を見つけるのって、意外と難しいことを実感する。

その分、探しに探して思いがけない場所で見つけたときの感動は大きい。近づいてみて“発見”があったときは、余韻で帰り道までワクワクする。

「宝塚現代美術てん・てん」もそうだといいなぁ😀

#旅メモ  #EdmondsPublicArt
#Edmonds #edmonds #Seattle #seattle
 

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パブリックアート その1

【エドモンズ7日目】Oct 20 (Tue), 2025

海辺からダウンタウンへ向かう。潮の香りと波の音。モニュメントたちも“街の景色”としてそこにある。

初対面の感動は薄れても、再会のうれしさがじんわり胸に広がる。

また来たよ♪

ガイドツアーに参加すれば、海の向こうを眺める石やブロンズの人たちの物語が聞けるのだろう。「FRIENDSHIP TREE」というタイトルのトーテムポールには、ウミガメや鳥、そして「友」の字のような彫りが見える。

#Edmonds #edmonds #EdmondsPublicArt #seattle 

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どのみち維新は損しない

自民党は民主党政権時代に「定数削減」の約束を反故にした。
今さら企業団体献金の廃止なんて、やるわけがない。
どのみち維新は損しない。「閣外協力」とはいえ与党入り。政策アピールになる。
自民党にとっては数合わせ。相互利用が成り立つ構図だ。

そんな話がしたくて、月1で参加している交流サロン(市民と議員の条例づくり交流会議)まで起きていた。アメリカ時間で朝4〜6時。識者や怒れる仲間と思いを重ねて、ちょっとスッキリした。
すこし寝ようっと。

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高市自民 節操の崩壊

スマホに飛び込んできたニュースを見て、仰天! 
公明党が連立離脱を宣言したときは心底驚かされたが、
それが今では、気高くすら思えてくる。
一方の自民党は、そそくさと維新との連立調印を済ませたうえ、過半数確保のために参政党や、反社まがいの騒動を起こしてきたNHK党にまで接近。
もはや節操がないというより、醜悪としか言いようがない。
高市早苗が総裁にならんために、なりふり構わず数合わせを進める様子にげんなり。
「もりかけ」に始まって、旧統一教会との関係も、パー券、裏金その他、つゆも反省していなかったことが露呈した。
政策の一致よりも、ポストのために“飲める政策は飲む”。
それが現実的な政治判断と言われたらそれまでだけれど、どこまで落ちていくのだろう。

旅先で機嫌よく過ごしていたのに、暗澹たる思いだ。

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アメリカの選挙事情 その1

【エドモンズ2日目】 Wednesday, October 15, 2025

11月4日は州の統一地方選挙らしい。
昨年も11月5日の大統領選挙の直前に来たが、こちらの選挙スタイルは日本とずいぶん違う。

街のどこにも政治家の看板やポスターは見かけない。
ロードサイドや交差点に投票を呼びかける看板と、候補者の名前だけの看板が立っているだけ。
街宣や演説をしてる人もいない。

有権者はどうやって候補者の情報を知るんだろう。
あれ、 消防の偉いさんも選挙で?

#旅メモ #Edmonds #edmonds  #Seattle  #seattle  

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しばらく不在にします

6日に9月議会が閉会。8日から議会の姉妹都市交流で松江市へ。1日だけ“出勤”して、週末は地域の会合や展覧会と法事。徹夜で旅支度をして家を飛び出してきました。
実母に会いにアメリカへ――。閉会中で、公務の合間を縫ってまとまった日数を確保しようとすると、ここしかなく、昨年とまったく同じ日程です。

神戸空港11時10分発、ソウルの仁川国際空港でトランジットし、16時40分発の大韓航空でシアトルに向かいます。

帰国は27日(月)。決算を特別委員会は北野議員に託してきました。秋の行事や楽しみにしていた展覧会もありますが、うかがえなくて申しわけありません。

*仁川国際空港ロビーにて
#旅メモ #シアトル #エドモンズ #seattle  #edmonds

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大阪・願泉寺と文化

大阪・難波からほど近く、通天閣にも歩いて行ける距離ながら、にぎわいから取り残されたような大国町。今でこそビルが建ち並ぶ(スーパー今出もある)便利な町になっていますが、子どもの頃の記憶では、どこか殺伐として落ち着かない雰囲気が漂っていました。

そこにひっそりと佇むのが、浄土真宗本願寺派の古刹「願泉寺」――なぜか実家のお墓がここにあります。
父が常々「お寺が町より前からあったんや」と言っていたとおり? 創建は飛鳥時代まで遡り、小野妹子の八男・多嘉麿義持によって建立されたとか。伊達政宗が寄進した茶室もあったという歴史の深さに加え、境内に大阪府指定名勝の枯山水庭園が残されていて、父亡き後、母のお供でお参りするようになった私は俄然興味をもつようになりました。
住職の小野真龍さんが雅楽の伝統を継ぐ音楽家・舞楽家と知ればなおのこと。

10月13日恒例の法恩講に、今年も母と出かけてきました。法要の後、住職の法話と桂吉坊さんの仏教落語「燈人懈慢白蝋燭(ともしびとけまんのみあかり)」を拝聴。古典落語の「死神」がベースって・・・^^;

実は、今日は寺本さなえの誕生日なのです。
よりによって、と思わなくもないけれど、これもまた“ご縁”ということで。 

*写真に人が入っていたので、お寺のサイトから借用。

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17日は議会報告会へ

9月定例会のあらましをご報告する議会報告会を開催します。
3常任委員会からそれぞれ主な審査概要について。後半は皆さまからのご質問・ご意見タイムです。お勤めやお出かけの帰りに気軽にご参加ください。
写真は昨日のチラシ配り隊。寺本さなえは今回の報告メンバー外です。

●日時 10月17日(金)午後6時30分から
●会場 市立男女共同参画センター
●定員 会場・オンラインともに先着60名
●申し込み 不要。問い合わせは、0797-77-2168 議会事務局へ。

●議会報告会の詳細と、当日資料はコチラから ↡ ↡ 
https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/…/gik…/1000989.html
●入室はコチラから ↡ ↡
https://zoom.us/j/99741961589?pwd=SB1SAzihfbXXo09RUQBFIQjngYkjDV.1#success
<ミーティングID及びパスコード>
ミーティングID:997 4196 1589
パスコード:480648

#宝塚市議会 #議会報告会 #議会改革

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議運での発言取消と謝罪を求め申し入れ

宝塚市議会議長  冨川晃太郎様
宝塚市議会副議長 池田光隆 様
宝塚市議会議会運営委員会委員長 浅谷亜紀様

議会運営委員会における発言の取り消しと謝罪を求める申入書

寺本議員が9月29日の一般質問に際し、議場のディスプレイを使用するためにPCを接続したところ、一時的な不具合が生じることが、前日の試行時に判明しておりました。事務局職員もその状況を確認しており、急遽北野議員のPCを借用する対応となりました。
そして、その場でパスワード入力が必要となり、機種固有のキー操作を北野議員が伝えに席を立ったことはご承知のとおりです。
この件については、当日中に北野議員が議長・副議長へ、翌日寺本議員も議長へそれぞれ説明に出向きました。さらに翌朝、副議長が北野議員を訪ねてこられ、「問題ない」旨確認をいただいております。

にもかかわらず、10月3日に開催された議会運営委員会において、議会事務局長から、あたかもそれが宝塚市議会会議規則第107条の禁ずる「みだりに議席を離れる行為」に該当するかのような印象を与える発言がなされました。
議場のルールについては、それぞれ十分承知の上で遵守してきたつもりです。今回の件は当事者である北野・寺本両議員、そして事情を知らされもせずに臨席していた北山議員にとって、極めて遺憾であり、個人および会派の名誉を損なう事態と受け止めています。
議会運営委員長はどのような意図で進行されたのか、また議長が判断を翻されたのであれば、その理由について改めてご説明いただきたい。あわせて、議会運営委員会における離席に関する発言の取り消しと、一連の不誠実な対応について謝罪を求めます。

2025年10月6日         
市民ネット宝塚 北山照昭 北野聡子 寺本早苗

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9月議会が閉会

9月議会が閉会

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ハラスメント条例

ハラスメント条例

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議運・代表者会

議会運営委員会

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契約変更に議決不要の条例改正 ☆9.25会派代表者会

本市では、予定価格1億5,000万円以上の工事や製造の請負契約について、契約時だけでなく変更時にも議会の議決が必要とされてきました。増額・減額を問わず、議会がチェックする仕組みは、市民の信頼を守るための大切なルールです。

ところが3月の代表者会で、地方自治法第180条第1項に基づき、契約金額の変更が契約額の10分の1以内(上限3,000万円)であれば、市長が専決処分できるよう条例を見直してもらえないかと当局から打診がありました。
ベガホール・中央図書館の改修工事、荒地西山線道路新設工事(3)を例に、変更の都度議会審査を待つと工期延長や費用増が懸念されると説明。すでに尼崎・西宮・伊丹・川西の各市で専決処分が指定されているそうです。

一見すると合理的。でも、ちょっと待て。
契約を分割すれば議決を回避できるのでは? 追加工事を“意図的に発生”させて特定業者を利することは? 議決した契約内容が知らない間に変わることも?――そんな疑念が浮かびます。
他会派は「別にええんちゃう」という反応でしたが、二代続けて市長の汚職を見てきた議員としては、制度は“権力者=悪者”の想定で考える回路が働きます。議会のチェック機能を弱める見直しには、やはり抵抗がありました。

透明性と抑止力をどう担保するか。古株ぞろいのわが会派だけがこだわり続けてきましたが、議長への事前説明と議員への適宜報告を条件づけることで渋々同意し、署名。議員提出議案として最終日にあがってきます。

*この件は #議会改革 関連でレポート予定です。

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