おくやみ手続きを考える
2021年01月23日
難病をもつ幼い息子さんとの日常をSNSで発信されていたYさん。巣ごもり中の私も8500人のフォロワーの一人でした。最愛のわが子を亡くして役所で手続きをされたYさんのつぶやきに、同じ経験をした人たちや医師が次々に同調されるのを見て、考えさせられたことがあります。
障害者手帳や各種助成・手当の消滅手続きなど何枚もの「紙」にわが子の氏名と死亡年月日を書かされる。マイナンバーは何のため? 出生届を出す人と隣り合わせ。職員の態度に一喜一憂してしまう。送られてきた特別児童扶養手当停止のお知らせには「対象児童が死亡した為」とひと言…。
「役所は、どこも無神経」「手書きを求められることに悪意すら感じる」と続くコメントにも胸が痛みます。
たしかに、死亡届と一元化できればご遺族の負担は軽減(役所の事務量も減)。書式をダウンロードして郵送可にできないものか。資格消滅欄へのチェック方式にはできるはずです。
うちの市はどうなっているのでしょう。私自身も祖母や父が亡くなったときに手続きしましたが、高齢の親の場合とわが子や自死の場合とでは精神的負担が比べものになりません。
窓口サービス課に現状を尋ねたのは「おくやみコーナー」がスタートする前の週でした。〈続く〉