令和元年度一般会計決算認定に賛成
2020年11月17日
議案第136号令和元年度宝塚市一般会計歳入歳出決算認定について、会派を代表して賛成討論を行いました。以下概要。
当年度の主な事業をみていくと、
1.市立文化芸術センター・庭園整備工事が完了。指定管理者とともにオープンに向け準備が進められた。手塚治虫記念館リニューアル事業、花のみちリニューアル事業も手がけた。アートを中心とした文化芸術の発信拠点、市民の憩いの場が生まれている。
2.スマート自治体への転換をめざしてBPRやRPAの導入が行われた。
3.宝塚市男女共同参画推進条例の一部を改正して、性的マイノリティへの差別禁止、DV対策・啓発にも積極的に取り組まれた。(運用面で課題を残すが)犯罪被害者等支援条例も整備。人権分野の取り組みが進んだ。
4.商工・観光・農業など産業分野において、民間との連携で起業促進や観光集客に熱心に取り組まれている。
5.子育て・両立支援では、待機児解消に向け認可保育所2園が整備。
6.学校教育では、子ども支援サポーターや学校司書など市独自の人的配置を維持して教育効果。不登校の子どもたちの居場所を整備中。保幼小中連携のカタチも整ってきた…等々。
施政方針で示された主要施策については概ね順調に取り組まれたと評価する一方、今年度は基金を取り崩しての予算編成、来期も40~50億円の財源不足が見込まれており、市立病院は深刻な経営難。学校教育ではいじめ問題や体罰事件など教育委員会に対する市民の目も厳しく、立ち遅れた学校ICT化にも全力で追いつかねばなりません。組織マネジメントのあり方や行財政改革の進捗など市政全般、多分に課題ありと認識しています。
しかしながら令和元年度決算に関しては、当初予算・補正予算とも全会一致で議決しており、一定の行政効果が認められることから認定すべきと考えます。