イタリア・ボローニャ国際絵本原画展にて
2019年09月23日
毎年春にイタリア北部の古都・ボローニャ市で開催される児童書の見本市。その事務局がイラストレーション(絵本の原画)を紹介するイベントを手がけ、1976年に公募のイラストレーションコンクールになったそうです。世界中から選ばれた絵本の専門家たちによって、絵本として発表済みの作品も未発表の作品も平等に審査される、新人イラストレーターにとってはまさに登竜門!
西宮市大谷美術館が同コンクールの入賞作品、すなはち絵本の原画に目を着け初めて展示したのが1978年と知って、わたしはその先見性に驚かされました。
「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」にはほぼ毎年来ています。阪急夙川駅から美術館へ向かう川沿いの道まで楽しくて。今年も最終日に駆け込みましたが、美大の学生さんから親子連れ、ファンらしき年配の方までたくさんの人でにぎわっていました。今回は日本人の作品が多かったです。
絵本のストーリーや表現のおもしろさに感心したり、そばにいる親子の会話が微笑ましかったり。その余韻でしょう、ゴキゲンな気分は1日じゅう続いています。
宝塚市にできる文化芸術センター&庭園も、心のオアシスみたいなところになりますように。