公民館の地下移転計画は見直しを ~文教生活常任委員会~
2013年11月26日
中央公民館の存続と地下移転計画の見直しを求める請願2件の審査に先だって、請願者から口頭陳述が行われました。
地元5自治会を代表して乃美公明さんが、おもに災害発生時の安全確保から地下案はとうてい受け入れがたく、コスト面でも優位性が認められないことを強調。
「中央公民館の今後を考える会」からは太田八重子さんが、親子で通った頃の思い出や元永定正さんや菊波先生たちが第一回市展を開かれたことなどを語られ、学習や創作活動を行う公民館に窓のない建物はふさわしくないと訴えました。
「子どもたちが元気に、心豊かに育ち、高齢者がいきいきと活動できて寝たきりや病気にならない、また若者も集える公民館をつくってください」
質疑で明らかにされたのは、カルチェヌーボ宝塚逆瀬川への移転案が、建物を管理する関西居住サービス(KUL)からの申し出であったこと。地下2階も市が取得することになっているが使途は未定。委員会での視察の申し入れを断られたことなど。これは委員たちの心象を害したようです。
私はこれまでのいきさつと、利用者団体への説明が十分に行われていなかったこと(「その他」で報告事項として5分程度の説明のみ)を伝えました。
その後、代表紹介議員でもある北野委員が明快な討論を展開。採決の結果、2件の請願は佐藤委員(太誠会)を除く7名の委員の賛成をもって採択されました。
緊迫した、実に3時間にも及ぶ審査の結果を当局はどう受け止めるのでしょうか。