藤本誠議員に対する議員辞職勧告決議 (19日)
2012年12月27日
昨日は、中川市長の出馬表明を取材しようと記者たちが議場に詰めていたのです。けさの新聞には辞職勧告決議のこともしっかり載っていました。
<藤本誠議員に対する議員辞職勧告決議>
今議会に「藤本誠議員の痴漢等の暴力行為に対する謝罪と議員辞職を求める請願」が提出され、本日の本会議において全員一致で採択された。
藤本誠議員は、平成20年9月に女性に対し痴漢行為等を行い、平成21年6月に罰金に処する略式命令を受けた。
ところが、平成22年11月に被害者が提起した損害賠償請求訴訟において、藤本誠議員は、刑が確定したはずの行為自体を否認し続けた。さらに宝塚市議会議員選挙に立候補し、被害者が勤務先付近での選挙活動の自粛を要請していたにも関わらず、これを無視して演説等の街宣活動を行った。そのため、被害者は恐怖と不安でパニックに陥った。
平成24年1月神戸地方裁判所判決では、被害者の主張が認められ慰謝料が認定された。加えて、同年6月の大阪高等裁判所判決では、藤本誠議員の行為により生じた治療や休業を余儀なくされた損害も認められている。
加害行為は議員就任前のことではあるが、そもそもこのような行為は人間として恥ずべきものであり許しがたい。また、議員在職中も、反省の態度を見せるどころか、上記のような態度をとり続けたことで、被害者の心はよりいっそう傷つき、事件から数年たった今現在もPTSD等の症状に苦しみ通院を余儀なくされている。
このような藤本誠議員の態度は、議会の品位と名誉を著しく損なうものであり、本市議会として看過することはできない。
藤本誠議員が一刻も早く被害者に対して謝罪等の誠意ある対応を行うことを求めるとともに、事態の重大さを真摯に受け止め、自ら議員の職を辞することを求めるものである。
以上、決議する。
平成24年(2012年)12月19日 宝塚市議 会